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ネイル雑学ボックス

Vol.8 爪のトラブル(2)

きれいな爪でネイルを楽しみましょう

 ネイルをしていると、爪のトラブルに気がつきにくい? なんてことありません。爪のオシャレをするから、毎日、自分の爪を観察するんです。トラブルがみつかったら、できるだけ早く対処しましょう。病気の爪ではネイルができないこともありますが、ちゃんと治ればまた楽しめます。
 ネイリストさんはネイルのプロではありますが、お医者さんではありません。でもネイルのトラブルにいち早く気がついてくれるのもネイリストさんだったりします。「病院にいって、検査したほうがいいかもしれません……」。そういわれたら、素直に専門医を受診しましょうね。

その1・ネイルするより、まず治療

陥入爪(オニコクリプトーシス、イングローンネイル)

 いわゆる「巻き爪」。爪の先端の両側が周囲の皮膚に食い込んだ状態。炎症を起こし、化膿したり、出血したりして、かなり痛みます。原因として考えられるのは、
①深爪などの不適切なネイルカット
②先の細いパンプスなど窮屈な靴による圧迫
③長時間にわたる立ち仕事
④肥満
⑤下肢の血液循環障害
⑥爪母やネイルベッドの損傷
⑦爪白癬による変形
⑧糖尿病
など。矯正器具が発明されて、手術をしなくても治せるケースも増えています。

爪萎縮症(オニカトロフィア、アトロフィ)

 爪がはがれ落ちて、爪の形がくずれて小さくなっていく病気です。原因はさまざまで、爪母の損傷だったり、ケラチン不足だったり、栄養不足だったりしますが、原因となっている病気が治れば爪ももとにもどります。

爪囲炎症(パロニキア)

 黄色ブドウ球菌などの化膿菌に感染して起こります。代表的なものを挙げておきます。
①化膿性爪囲炎…一般に「票疽(ひょうそ)」と呼ばれるもので、爪の周囲が赤く腫れて激しく傷みます。
②グリーンネイル…化膿性爪囲炎の爪が、緑膿菌に感染して起こります。
③化膿性爪炎(オニキア)…爪の根もとに小さい膿ができてしだいに広がっていきます。カンジタ菌などが原因となります。
④可能性半月状爪甲剥離症…ブドウ球菌や溶連菌に感染することで起こります。ネイルベッドに青赤色の斑点ができて、しだいに広がっていきます。

爪真菌症、爪白線(オニコマイコーシス)

 爪の水虫のことです。爪真菌症のなかでも、最も多いのは白癬菌の侵入により起こる爪白線。ネイルプレートが白や黄白色に濁ってきてもろくなり、ぼろぼろになることもあります。白癬菌は爪の主成分ケラチンをエサにして住み着くカビです。家族にも移る可能性があるので、早めに治療しましょう。

爪甲剥離症(オニコライシス、ネイルセパレーション)

 ネイルプレートがネイルベッドから離れた状態のことです。全体がはがれ落ちてしまうこともあります。激しく手指を使ったり、打ったり叩いたりする仕事の人に多い症状ですが、カビや細菌の感染によっても起こります。

Vol.1 爪とキレイの関係Vol.2 爪は皮膚の一部ですVol.3 爪の部位にも名前がついています
Vol.4 爪には大事な役割がVol.5 爪は健康のバロメーター?Vol.6 歴史に登場するネイル(1)
Vol.7 歴史に登場するネイル(2)Vol.8 爪のトラブル(1)Vol.9 爪のトラブル(2)